アレルギー性疾患、原因不明の病態、神経疾患等に対し自然治癒力を最大限に高めることによる回復を目指します。

ももち東洋クリニック

漢方をはじめとした東洋医学に関するコラムを中心に、コラムへの情報を掲載しています。項目毎にメニュー化しており、各項目をクリックすると該当ページに移動します。

福岡市早良区百道浜2-4-27 AIビル3F/電話:092-822-1152/受付:午前8時45分~午後5時30分(土曜日は午前8時45分~午後2時30分)

暮らしの中の漢方

  • 燃える体を冷ます

 「先生は手が熱いですね」とよく言われますので、「ええ、燃える男ですから」と答えています。外来には時々「本物の燃える男」がやって来られます。赤ら顔で暑がり、流れるように汗が出ると訴えます。

 全身が熱で満ちた病期を「陽明(ようめい)病」と言います。通常、体表面から入った病気が裏(り)=消化管=まで進行して著しい闘病反応を呈すると、身体は中心から熱に満たされた状態になります。抗生剤もない時代には、こうした高熱はよくあったのですが、医学の発達により少なくなりました。

 それでも甲状腺機能亢進症などで、同様の状態をみることがあります。今は良いお薬がありますので、すべてを漢方で治療する必要はありませんが、ホルモン異常のない「燃える男」では漢方治療はよい適応です。

 70代の女性、11月だというのに身体が熱く、夜になると汗が流れるように出て、夜中に3、4回も着替えが必要です。ホルモン異常はありません。私は白虎加桂枝湯(びゃっこかけいしとう)という熱をさます漢方方剤を処方したところ、飲み始めたその夜から汗が減りはじめました。多汗症には様々なタイプがあり、黄耆(おうぎ)の入った方剤もしばしば使われます。

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